設定系スクリプト実行時にUACに邪魔されるのを回避する

 VBSで設定系のスクリプトをWindows 7などで実行すると,UACにひっかかって Access Denied あたりのエラーがでちゃってうまく動作しません。

これを回避する方法をいろいろ調べたのですが。次のサイトなどにあった情報で解決できました。

VBScriptでVistaのUACの権限昇格を行う方法

Windows VistaでのWSH(VBScript)の管理者権限への昇格方法

これらのサイトで採用している方法は,OSのバージョンなどを調べUACにじゃまされそうだったら,Shell.ApplicationのShellExecuteメソッドで自分自信をrunasオプションをつけて呼び出す。というコードを,スクリプトの先頭に書くという方法です。

Shell.Executeの第4引数に"runas"を渡すと,「管理者として実行」したのと同じことになるみたいです。

では,その方法を使って,既存の変更系スクリプトを「管理者として実行」するスクリプトを書いてみました。

Dim objWMI, objShell, osInfo, os 
  
Set objWMI = GetObject("winmgmts:" & "{impersonationLevel=impersonate}!\\.\root\cimv2")
Set osInfo = objWMI.ExecQuery("SELECT * FROM Win32_OperatingSystem")

flag = false
For Each os in osInfo
    If left(os.Version, 3) >= 6.0 Then
    	flag = true
    End If
Next

Set objShell=CreateObject("Shell.Application")  
If flag Then
    ' 引数付きでwscriptを管理者権限で再実行
    objShell.ShellExecute "wscript.exe", """" & WScript.Arguments(0) & """","","runas",1
Else
    objShell.ShellExecute "wscript.exe", """" & WScript.Arguments(0) & """"
End If

 このスクリプトに runas.vbs などと名前をつけてデスクトップなどに保存し,実行したいスクリプトをアイコンの上にドラッグ&ドロップすると,OSを判断して必要であれば,runasをつけて実行します。

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