モジュール:Relevance, Meta tags, Term Display

Relevance, Meta tags, Term Display という三つのモジュールを一度に紹介してしまいます。これらのモジュールはいずれも Taxonomy モジュールに関連しています。Taxonomy モジュールで定義したタームを使って便利な機能を実現できます。

それぞれのモジュールについて

Relevance モジュール

Relevance モジュールを使うとあるノードに関連するノードを表示することができます。関連するノードは何かを選択する方法はいくつか用意されていますが,簡単に実現可能なのは「あるボキャブラリのあるタームを持っているかどうか」という方法です。あるノードのボキャブラリにタームを設定し,そのタームが他のノードにも設定されていたらそれは関連するノードであると判断します。

Meta tags モジュールによるMetaタグの設定

Meta tags モジュールでは,ページのMetaタグを設定します。ここでもmetaタグの keywords に,そのノードのタームを自動的に設定する機能があります。検索語として指定したい値を,タームに追加すれば keyword に登録されます。

Term Display モジュール

前に紹介した二つのモジュールで,ボキャブラリのタームを有効活用できることはわかったと思います。ですが,Relevance のためのタームがノードの中に表示されるのはいただけません。keyword でひっかけたい用語もタームに追加しますが,それを表示させたくないということは,よくあることだと思います。Term Display モジュールは,それらのタームを表示しないように設定できます。Term Display モジュールを入れると,タームの表示方法をカスタマイズすることができるようになるのですが,表示しないというのも選択できます。そこで,不要なタームを表示させないためにこのモジュールもセットでインストールしておくと便利なのです。

設定

次に,これら三つのモジュールをインストールした後に,それを使ってやりたいことを設定してみましょう。

関連するノードを表示させる

関連するノードを表示させたいと思います。Relevance 用のボキャブラリを用意して,そのタームが一致するものを「関連するコンテンツ」として表示させるようにします。そのためにはボキャブラリが必要ですので,管理セクション » コンテンツの管理 » タクソノミー で,新しいボキャブラリを追加します。

ボキャブラリの名称 Relation
説明 ノード同士を関連づけるためのキーワード
Display options  
  Display style None (hidden)
  Display weight 0

Term Display モジュールによって Display options の欄が追加されています。ここでボキャブラリの表示を設定するのですが,ここではノードに表示させたくないので None (hidden) を選択します。

環境設定の欄では,タグにチェックを入れてフリータギングを有効にしています。このあたりは使いやすいようにして頂ければと思います。

では,Relevance モジュールの設定は,管理セクション » サイトの環境設定 » Relevance module settings で行います。ボキャブラリの他に日付でも関連づけができるようですが,ここではボキャブラリでの設定をします。

ボキャブラリの一覧の中に先ほど追加した Relation がありますので,有効のチェックを入れて要素の欄に1-9の数字(乗数:multiplier factor)を入れます。関連を判断するときのスコアを計算する重みなのでしょうか。適当な数字を入れてください。

次に管理セクション » サイトの構築 » ブロック にて,Relevant content ブロックを表示させたい位置に移動します。その位置に「関連するコンテンツ」が表示されるようになります。

コンテンツ同士を関連づけるには,各コンテンツの編集画面で,Relation の欄にタグを設定します。同じタグを持つコンテンツ同士が関連すると判断されます。関連すると判断されたコンテンツは,Relevant content ブロックに表示されます。

Metaタグにキーワードを出力する

<meta name="keywords" content="Drupal,FCKEditor,Sunvisor" />

このようなMetaタグを出力させたいと思います。Meta tags モジュールは,管理セクション » コンテンツの管理 » メタタグ で設定します。

環境設定タブで,メタタグ全般に関する設定を行います。この記事の目的と関係があるのは,「自動キーワードのボキャブラリ」という項目です。ボキャブラリのリストが表示されいますので,その中からkeywordsメタタグに追加したいボキャブラリを選択します。複数選択できます。

 

トラックバック


URL から "-MoIyadayo" を削除してトラックバックを送信してください。
トラックバックは承認後に表示されます。